AZBLINK · NFV EDGE
セキュア・エッジワークスペース

1台のエッジボックスを、
すべての人の安全な
「第2のコンピューター」に。

エッジのTCOを削減し、エッジのセキュリティを強化。

1台のセキュアなNFV基盤で、複数アプリをVMとして統合し、社内・拠点間・モバイルから同一のアクセスモデルで利用できます。

VM単位のNFV 影響範囲を最小化
マルチOSワークスペース Windows/Linux
マルチWAN/Split-DNS
標準的な低消費電力マルチコアx86ハードウェアで、支店・住宅・ラボ・小規模データセンター向けに設計。 Azblink SafeNest/Azblink EHub/Azblink TeamPulse/Azblink Mail Solution などの参照アプリでも利用されています。 Azblink NFV ノード1台で、拠点ごとに増えがちなファイアウォール/ルーター/NVR/“専用PC” を置き換え可能です。
コンセプト

「安全なセカンドPC」とは何か?

単一アプリではありません。安全で常時稼働する作業環境(ワークスペース)です。場所や端末が変わっても、重要なデータと運用を守ります。

Azblink NFV が基盤となります。以下の例は、実運用で「セカンドPC」として機能するイメージです。

なぜ今、エッジにNFVか

境界は移動した。しかし端末は変わっていない。

AI、LLM、リッチWebアプリが重い処理を端末側へ押し戻しました。Azblink NFV はその複雑さをノートPCから切り離し、1台の安全なエッジホストへ集約します。

プラットフォーム

1台のセキュアホストで、3つの強力な役割。

必要に応じて、ストレージはNAS/別サーバーに分離できます。

セキュアなマルチサイト・アプリアクセス
マルチサイト・ファブリック · セキュア・モビリティ ・イントラネットアプリはVM単位で隔離。 プライベートなAzblink NFVバックボーン上で拠点をまたいで内部アプリを運用し、ユーザーは支店から、または Mobile アプリを公開インターネットへ露出させず、VPN経由で安全に提供。
役割 1
マルチOSワークスペース
業務・運用・開発検証・監視向けに、複数のWindows/LinuxデスクトップをVMとして運用。 各ワークスペースは相互に隔離され、日常利用のPCからも分離されます。
役割 2
仮想化ファイアウォール/ルーター/VPN/SBC
ファイアウォール/ルーティング/VPN/SBCを同一ノードに統合。 仮想ブリッジとゾーンで WAN/社内/DMZ/ゲスト/管理トラフィックを明確に分離し、機器の積み上げを防ぎます。
役割 3
常時稼働のエッジノード
用途別にVMを割り当て: AIパイプライン, NVRゲートウェイ/映像解析、そして データ保護ワークフロー — 大容量ストレージはNASや別サーバーに保持したまま運用できます。CPUとメモリをVMへピン留めし、計算VMとストレージ間の通信をルーティング/セグメント分離/保護します。
特長

NFVとセキュリティをVM単位まで落とし込みます。

各VMを独立したセキュリティゾーンとして扱い、専用のネットワーク/ルーティング/VPN/サービスチェーンを持たせます。

VM単位のネットワーク
VMをVLAN/VRFに接続し、ワークロードごとにACLとQoSを適用。 東西(内部)と南北(外部)フローを明確に分離できます。
VM別ルーティング/VPNブレイクアウト
VMごとに使用する回線(uplink)やVPNトンネルを選択可能。 ポリシーベースルーティング、マルチWAN、Split‑DNSでコンプライアンス要件にも対応します。
サービスチェーン
vFirewall→IDS/IPS→プロキシ→VPN のように、通信を定義した経路で通過させられます。 各ステップを独立に調整・監査できます。
プライベートクラウド

エッジに小さくても完結したプライベートクラウドを。

Azblink NFV は、拠点・店舗・コミュニティ・家庭・ラボに置ける小型プライベートクラウドノードを提供し、複数OS/アプリを同一NFV上で実行できます。

コントロールプレーンを自社で保有
標準x86ハードウェア上で、仮想デスクトップ/ネットワーク機能/エッジサービスを自前で運用。 外部ハイパーバイザーやクラウドのコントロールプレーンは不要で、プライベートクラウドは完全に自組織のものです。
機密データをオンサイトに保持
金融・医療・官公庁など規制のある環境でも、ワークロードとデータをオンサイトに保ったまま、最新の分離ワークスペースを提供。 VM単位のNFV/ルーティング/VPNで、データ所在地(レジデンシー)とゼロトラスト方針を実装します。
拠点間を“ファブリック”でつなぐ
支店・店舗・コミュニティ施設・住宅などに複数のAzblink NFVノードを配置し、VPNとSplit‑DNSで接続。 各ノードは小さなプライベートクラウドとして機能し、全体で“自社管理のエッジファブリック”を構成します。
用途

1つのプラットフォーム。業界ごとに異なる価値。

技術コアは同じまま。 金融・医療・官公庁・製造・小売・スマートビル/住宅それぞれに「安全なセカンドPC」を実現します。

金融

取引系・バックオフィス・監査用デスクトップをゾーン分離し、PCI範囲を最小化。

医療

医療従事者には用途別のクリーンなデスクトップを提供し、バックエンドはVM単位VPNで接続します。

官公庁/公共

住民向け閲覧環境を内部システムから分離し、SIEM/SOCへログを送って証跡監査を容易にします。

製造/OT

OT制御VMをオフィスITから隔離し、堅牢化したジャンプホスト経由のみ到達可能にします。

不動産/ホスピタリティ

NVR/PMS/ポータルをゾーン分離し、マルチWANとポリシールーティングで稼働性と統制を確保。

家庭/SOHO/ラボ

スマートホーム/カメラ/プライベートクラウドを統合。家族やラボ利用者ごとに安全な作業環境を提供。

すべてのアプリケーションに共通する共有アクセスモデル

Azblink のすべてのアプリケーションはエッジで稼働し、拠点間の共有アクセスを前提に設計されています。公開インターネットに露出させることなく、許可されたユーザーがデスクトップやモバイル端末から安全にアクセスできます。

アプリ例

Azblink NFV 上の参考アプリケーション

プラットフォームの実力を示すため、Azblink はNFVノード上で動作する自社アプリも用意しています。業務用途からスマートビル/住宅用途まで、内蔵デモとして活用できます。

ISV/ソリューションパートナー向け

あなたのアプリイメージを持ち込み、Azblink NFV Platform 上の多数のセキュア VM の一つとして実行できます。さらに、VM 単位でネットワーク/ルーティング/VPN/サービスチェーンも標準で備えています。

Tier 1 · 顧客が最初に購入する中核NFVパターン
Tier 1
セキュアSD‑WAN&アプリ配信
Azblink NFVを uCPE/SD‑WANノードとして活用 社内アプリやキャッシュ済みコンテンツ向けに、プライベートな配信チャネルを構築。 公開インターネットにサービスを露出させずにスケールできます。
Tier 1
セキュアなマルチサイト・アプリアクセス
マルチサイト・ファブリック · セキュア・モビリティ ・VM単位の隔離:イントラネットアプリを外部へ公開せずに維持。 ユーザーは最寄りのNFVノード(支店またはVPN)へ安全に接続し、ルーティング+VPN+Split‑DNSで社内システムへ到達します。インターネット側のインバウンド開放は不要です。 Mobile VPNで安全に接続します。その後、ルーティング+VPN+Split‑DNSで社内システムへ到達でき、インターネット側のインバウンド開放は不要です。
Tier 2 · エッジへ移行しやすい業務ワークロード例
Tier 2
Azblink Mail
プライバシー、データ所在地(レジデンシー)、運用要件を重視するSMB/SME向けのオンプレメール統合。 メール基盤とセキュリティ機能を分離VMで運用し、通信ポリシーを監査可能にします。
Tier 2
Azblink EHub
次世代PBX+Web IM+Web通話、さらにAI拡張のためのゲートウェイ。 サービス単位の隔離と、拠点間のセキュアな接続を実現します。
Tier 3 · 縦割り業種/将来例(拡張性のデモ)
Tier 3
Azblink SafeNest
スマートビル/住宅コミュニティ管理(拡張可能)。 IoT/居住者/管理者ネットワークをクリーンに分離できます。
Tier 3
Azblink TeamPulse (planned)
UC+ドキュメント共有/コラボレーション(モバイル&現場スタッフ向け)。 強力な分離性を保ちつつ、ユーザーに近いエッジで協働を実現します。
ダウンロード

資料ダウンロード

評価・社内共有・提案資料としてご利用いただける PDF をまとめています。

Azblink NFV ユーザーガイド(日本語)
Azblink NFV Platform の導入と基本操作をまとめたユーザーガイドです。

PDFをダウンロード →
Azblink NFV 導入・アーキテクチャガイド
Telco 連携、容量計画、複数ホスト構成など、実運用に必要な設計・導入ガイドをまとめています。

Chunghwa IMS 導入ガイド(PDF)→
容量計画ガイド(PDF)→
複数ホスト構成ガイド(PDF)→
プラットフォーム概要資料
Azblink NFV の価値提案、主要機能、代表的なユースケースを 1 本に整理した概要資料です。

概要PDF(日本語)→
比較

データセンター向けハイパーバイザーではありません。

VMware/VirtualBox/Proxmox は優れた汎用仮想化です。一方 Azblink NFV は「小型で安全なエッジアプライアンス」に最適化しています。

項目 VMware/VirtualBox Proxmox Azblink NFV
主な焦点 汎用仮想化/開発・検証/データセンター サーバー向けクラスタ型ハイパーバイザー エッジアプライアンス/セキュアワークスペース/エッジNFV
VM単位のNFV 限定的(追加作業が必要) 高機能だがエッジ特化ではない VM単位のNFV、マルチWAN、ルーティング&サービスチェーン
位置づけ サーバーラック中心 データセンター・クラスター 支店/住宅/ラボ/MSP・Telco CPE

PCは“シンプル”に戻そう。

複雑さとリスクを1台の安全なエッジホストへ集約し、購入・運用する機器数を削減します。